見る映像から伝わる映像へ 技術訴求映像

海堀の考える映像とは

イベント、展示会映像はどうなって行く

イベント会場の様子

イベント映像の3回目です。
今回は映像・動画のロングテール化がテーマです。
ここ数年の間に企業出展のイベント展示会は大きく変化してきたように思います。
環境展、新技術展といった広範囲(ビックキワード)のイベント、展示会は、(出展社も数百社、来場者数も12万人以上)少なくなっているように感じます、逆に旋盤技術展とか、バイオマス技術展といったミドルキワードの特化イベント、展示会が増えてきているように感じます。
特にイベントと併設開催されるセミナーは、どんどんニッチになっている用に感じます。
出展社数も50社未満で、ビックサイトの東6ホールだけでの開催や、インテックスの4号館のみ、又は、マイドームおおさかでの開催とか、来場者も1万人~4万人程度になっているように感じます
しかし、イベント自体にこられる来場者数が少なくても、活気が無いとは感じません。
それは、ターゲットを絞って何かに特化したイベント、展示会だからこそ商材にあった来場者があり、出展社にとって有益な本当のお客様、お客さま予備軍がこられているからでしょう。
イベント、展示会にもロングテール化の波がきているように感じます。
それを考えると、イベントにおける映像訴求の内容は、ステージはもちろんの事ですが、専門的な内容であったり、業界用語が頻繁にでてきても良いのではないかと思います、逆にでてきたほうが、信頼性や"この会社、業界の事を解っている"と思われたりするのでは。
以前まで海堀は、打合せ時によく"この事は何の事ですか、私が解らない事は多分お客さまも解らないですよ"とよく言っていましたが、ここ最近は"この言葉は業界で当たり前ですか""それとも、御社での言い回しですか"と聞く事にしています。
"そ~ですか、この言葉は業界にとって当たり前ですか、じゃー、そのまま使いましょう"
という打合せになったりしています。
このままどんどん、展示会のロングテール化が進んで行くと、情報をサイトで探して主査選択し、最終決定の時のみ、リアル感を求めて展示会場に行く、そうなってくるのではないでしょうか。
では、これからのイベント映像はどうなっていくのか・・・
これは次にします

イベント、展示会映像を使ったプレゼンテーション

イベント映像の2回目です。
最近急に動画と接する事が多くなってきたと感じます。運動会では日本中のムービーカメラや、デジカメの展示会と思われるほど色々なメーカーの様々な機器が、子供に向けられています。その中でも、最近の運動会はデジカメ主流より、ムービーカメラの方が多くなって来たように感じます。
私は、なかなか子供の運動会に行くことができなく2~3年サイクルで行くので余計にそんな事が見えて来るのかも知れません。または、動画投稿サイトのおかげでしょうか。
まだ余談ですが、ムービー機器や映像撮影が一般的になり撮影自信は全然特別な事が無く、しかも生まれて気がついたらテレビを見ていた人が多い中で、いかに印象付ける映像を造るには・・・
極端な話、昨日見たDVDの画面が思い出さない、確かに格好良かったなー、でも、何だったっけとか・・・
画像の格好良さや音の効果では、印象がつかないのではないかとか思ったりします。
さて、本題です、今回はイベント会場におけるステージ映像がテーマです。
私、海堀は仕事柄イベント会場に行く機会があり色々なステージを見てきましたが、エンターティーメント性があるステージはほとんど見たこと無く、仕事の特質上BtoB映像を中心にみてきました。
BtoB訴求でイベント会場で行われるステージはエンターテイメント性の高いステージに比べると地味で、キレイな女性が踊ってもいませんし、ケータリングも寂しいです。
しかし、設計担当者がMCのお姉ちゃんと掛け合いでステージを行っているのは大変印象に残ります。設計担当者は汗をかきかき、一生懸命伝えようとして、しどろもどろながら、画面に向かって説明をしていきます。 見ている側は大変好感が持てますし、熱意が伝わってきます。映像を格好良く、クールに、効果音でインパクトを付け、そんな映像のプレゼンテーションは設計担当者のしどろもどろに負けているなと感じました。
ステージを見に来ているお客さまは、業界の方で、もしくは、購入、導入目的のお客さまかもしれません。そんな中で格好だけの良いステージはいらないのではないでしょうか。
まさしく、しどろもどろでもしっかりと商品の特長や差別化要素この商品に対する思い(開発が苦労した等)が伝えればステージは成功なのではないのでしょうか。
昨年、私が担当した映像ではありませんが、折角作成した映像を使わず、担当者がパワーポイントで作成した物の方がプレゼンテーションしやすいとお聞きして、ちょっとショックでした。
なるほど、プレゼンテーションにはカッコ良さはいらない、スマートさもいらない、口べたでも、思いを伝えられれば、プレゼンテーションになるのだなと痛感しました。

イベント、展示会映像、インターバル映像について

イベント会場の様子

イベント会場に置いて、映像の役割は商品訴求、社名訴求は言うまでも有りませんが、沢山並ぶブースや、隣接するブースでステージがかぶったり、来場者でごったがえしている会場で、いかに目立たせるか、又、音量がだいたい60デシベルと制限されている中で音量による効果が多く望めない場合、内容でいかに来場者を惹きつけるかがポイントに成ります。特に、ステージに誘因するステージとステージの間のインターバル映像が重要だと私は考えます。ポイントは来場者の質、例えば誰に向けた訴求なのか、業界の性質、役職、年齢層、性別等詳しくターゲットを選定していきます。ターゲットによって、上映時間や映像の性質が変わります。

例えば、年齢層が高い場合は上映時間は5分以内、効果音は少なめ、逆に指向性が高い商品で年齢層が低い場合は上映時間は約10分で、効果音は多めがいいみたいです。ただ、インターバル映像の場合は流しっぱなしですので、足を止めて頂ける時間はブースのイメージによって変わりますが、私の経験から言いますと、約8分が限度です。

ターゲットが決定しますと、次はその商品、サービスの特徴を整理します。よくあるのが、"省エネ機器です"とか、"コンパクト設計です"とかの表現が多いのですが、従来機器と比べて数字的に何パーセント省エネ効果があるのか、それは、年間コストにするとどれぐらいの削減になるのか、イニシャルのランニングの関係は、どれぐらいコンパクト設計で従来置けなかったこんな場所に置けるとか、より具体的に表現します。特徴をまず出して、より具体的に説明していく、他社商品と比べて「ここが違う」を訴えて行きます。当たり前の事を言いますが、意外とこれができていない事が多いです。

特に映像自体の表現のカッコ良さや効果音の出し方にこだわってしまう傾向に有ります。実は私もそうです。ついつい、カッコ良さにこだわってしまって、本来の訴求がキチンと出来ていない事があります。絵コンテの状態で一旦客観的に考えて見る事が重要です。この時、クライアントの担当者と二人でやっていてはなかなか欠点が解らない事が多いです。特にその商品にどっぷりつかっている場合は、身内で通じている言葉や、考え方に固執してしまい全体が見えていない場合があります。その場合は、第三者に見てもらうのが有効的だと思います。又、やたら画面切り替えのフェードにこだわったり、CGでの効果に注力したりしてしまいがちで、テロップを入れたがらない傾向にありますが、ナレーションのみでポイントを説明しているより、ナレーションとテロップを同時に表示した方が、イベント映像の場合は有効的です。

イベント会場の様子

映像のみではなかなか印象がつかないですし、ステージから離れていて、音声が聞こえない場合は画面さえ見て頂ければわかるようになります。否定的な事を書いていますが、もちろん、クールでかっこよく、解りやすい事にこした事はありません。大きい会場では、まず目立つ事が最優先でしょうから。

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